ゴーヤの健康効果 糖尿・高血圧・コレステロール


 



ゴーヤは、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB群、カリウム、食物繊維などの栄養素を豊富に含む野菜です。
その健康効果には、以下のようなものが挙げられます。

  • ビタミンCが豊富で、免疫力を高める

ゴーヤには、ビタミンCが100gあたり76mg含まれています。
これは、レモンの約1.5倍、ほうれん草の約2倍の量です。
ビタミンCは、コラーゲンの合成や抗酸化作用に欠かせない栄養素です。
コラーゲンは、肌や粘膜の健康を維持するために重要であり、
抗酸化作用は、細胞の老化や病気を引き起こす
活性酸を除去する働きがあります。

  • 苦味成分が、血糖値の上昇を抑える

ゴーヤに含まれる苦味成分のモモルデシンには、
血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。
モモルデシンは、インスリンの分泌を促したり、
血糖の吸収を遅らせたりする働きがあると考えられています。



 

  • カリウムが豊富で、高血圧やむくみを予防する

ゴーヤには、カリウムが100gあたり260mg含まれています。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。
ナトリウムは、血圧を上げる原因となるため、
カリウムを多く摂取することで、高血圧の予防や改善に役立ちます。
また、むくみの原因となる水分も排出してくれるため、
むくみ予防にも効果的です。

  • 食物繊維が豊富で、腸内環境を整える

ゴーヤには、食物繊維が100gあたり2.2g含まれています。
食物繊維は、腸内環境を整え、便秘の予防や改善に効果的です。
また、血糖値の上昇を抑える働きや、
コレステロール値を下げる働きもあると考えられています。

  • その他、抗酸化作用や抗炎症作用、抗がん作用など

ゴーヤには、ビタミンCやβ-カロテンなどの
抗酸化物質が豊富に含まれています。
抗酸化物質は、細胞の老化や病気を引き起こす
活性酸素を除去する働きがあります。
また、ゴーヤの苦味成分のモモルデシンには、
抗炎症作用や抗がん作用があるとも言われています。

このように、ゴーヤは様々な健康効果が期待できる野菜です。
ただし、食べ過ぎると胃痛や腹痛、下痢などの副作用が出る可能性があるため、
適量を摂取するようにしましょう。